WOMB presents "W" @ WOMB
& "339DO!" @ TRUMP ROOM
今年は早くも2度目の帰国ギグとなるサトシトミイエ。前回はRenaissanceからリリースされたMIX CD"3D"のリリースツアー、そして今回は毎年恒例夏ツアーの序盤戦と言うことでWOMBに登場。
WOMBでのギグはこれまでに何度もあったけど、今回はWOMBの頭文字を冠した看板パーティ"W"への出演。"W"はこれまでSashaやNick Warren、Desyn Masielloなど名立たるビッグネームを招聘&WOMBの誇る"Phazon"サウンドシステムやレーザーを駆使した日本最高峰のパーティ。そんな"W"にサトシトミイエが参戦!
以前UKのクラブミュージック誌"MIX MAG"の世界のナイトクラブランキング的企画で6位にランクインしてからか、最近のWOMBはホントにすごい混雑っぷり。今回もその辺に期待と不安を抱きつつWOMB入り。入るとOhnishiさんがトライバルなトラックでフロアを温めてる感じ、というか既に結構な盛り上がり。最近リリースされたDanny Tenaglia / Dibizaとかをまじえつつ、フロアのお客さんはすでにイヤッホゥな勢い。
どうもWOMBのサウンドシステムはつい最近"Phazon"のボスSteve Dashが来てオールデジタル化したらしく、結構ニブい耳を持っている僕にもわかる音の違い。WOMBの音の特長は異様な解像度の高さ、上の音中の音下の音がそれぞれくっきりはっきり聞こえるところだったんだけど、残念なのは下の弱さ。イマイチドラムの音が腹に響かない感じだったところ、今日の音は素晴らしい!ドスドス胃が殴られる感じで、下が弱いっていう弱点克服の予感。
そんなこんなでサトシトミイエが登場する頃にはフロアは午前8時の埼京線のような様相、バーカウンターも長い蛇のような列になっていて、男子トイレに行くのも一苦労。サトシトミイエは、まずTeddy Douglas & Luis Radio / The Violin的なストリングスが映えるトラックでつかみはオッケーな感じ。自分も含め見回してみると周りのお客さんも既に「いやー、今日来てよかったー!」的な顔してる。そこから続けてキーボードのフレーズが最高なトラックで早くもフロアは多幸感の渦。いやー、たまらん。しばらくするとライブ会場のような「前へ前へ」的圧力もある程度落ち着いてきて、ほどよく踊れるようになる。でもよく思うんだけど、フロアの前の方(要はDJブースの方)より真ん中の方が音がよく聞こえるのに、一生懸命人の波をかき分けて前に行きたがる人がいるのはなんでなんだろ?
パーティーレポートの度に書いている気もするけど、いつもながら相変わらずスムースなサトシトミイエのミックスにはホントに感心&足が止まらない。「DJはつなぎのうまさよりも選曲だ!」って言う人も中にいるけれど、「聴かせる」ことでなく「踊らせる」ことを仕事とするDJは最低限つなぎはうまくなきゃ一人のオーディエンスとしては踊れない感じ。その意味でもサトシトミイエはさすが。今回はPioneerのDJM-800だったそうなんだけど、最近よく使うサトシトミイエ&木村コウ監修のVestaxの新しいミキサーでもそれは同じ。縦フェーダーでもロータリーフェーダーも変わらないってのは、まだまだ僕にはマネできません。
ここで今日のセットを振り返ってみると、リズムはしっかりしているものの上に乗る音はディープでメロディアスの曲が多い模様。"ES-B"っぽい感じなんだけど、実際"ES-B"にコンパイルされていたサンセットを見ながらオープンエアのバーで楽しむってよりは、やはりナイトクラブ仕様の音で、にんまりしながら踊れる感じが素晴らしい。しばらくすると"3D"にも収録されていたAudiofly X / Stolen Goodsが。CDを聴いてるだけでもよかったけど、これをWOMBみたいなデカ箱で聴くとシンセの広がりがえも言われぬ高揚感。さらにエフェクトかけまくりループさせまくりでフロアはぐちゃぐちゃな盛り上がりに。サイコー!
なんかこんなこと言うのもおこがましいけど、最近サトシトミイエの脱皮/進化の速度って異様に早くない??こないだサトシトミイエのプレイを聴いたのは"3D"ツアーの時だから4ヶ月前だけど、たった4ヶ月しか経ってないのにこの新鮮な感覚って何??みたいなことを考えてたらChab / LoverのST 3D Dub!相変わらずカッコいいけどそこから3D Vocal Mixに!?こういう使い方も逆に新鮮ー!!そしてその後はJimRivers / Restore!!素晴らしいー!!!
てな感じでサトシトミイエ信者的盛り上がりを見せる僕(笑。
それにしても今日のWOMBはホントに混み過ぎ人多過ぎ……。「あーノド乾いたー」と思ってフロアから出たが最後、もう戻れない感じ。毎回ジレンマなんだけど、イチファンとしてめちゃめちゃ踊りたいから空いてて欲しいって気持ちと、イチファンとしてみんなに良さを知ってもらいたいから混んで欲しいって気持ちの葛藤。結論は毎回後者ですが。とはいえバーカウンター近辺で踊ってるのもまた一興。他の人の邪魔にならんように人をよけながら踊らなきゃいけないけど、それはフロアも一緒なので。そうこうしてると今度はあの名曲Chab / Closer To Meの聴いたことがないバージョンが!この曲のリミックスは一時期SAW.RECだけでなく色んなレーベルから色んなバージョンがリリースされてたけど、これはその中でも特に秀逸!!最近ブームが落ち着いてきたスペイン系トライバルハウスってよりは、どちらかというとNYよりなトライバルハードハウスでみんなガシガシ踊り狂う感じ。(後で聞いた所によると、これは"Muzzaik Remix"っていうバージョンで秋頃にリリースされる予定とのこと!)
そんな感じでパーティも中盤にさしかかると雰囲気はダークでエレクトロニックな感じに。なんか毎回「ダークでエレクトロニックな感じ」とか「シンセが映える素晴らしいトラック」とか言う表現で書いているけど、サトシトミイエのプレイは最近毎回趣が違ってて、「ダークでエレクトロニック」って表現を何回か使っててもその中身はギグごとに違うのよね。当然と言えば当然だけど。このレポートでもサトシトミイエのプレイをバーチャルに体験できるように書いてるけど、やっぱりそれは実体験にはかないません。
さて、↑みたいなことを書こう〜と思ってる間にも、その次の瞬間にはそれまでのダークな雰囲気を根底からくつがえすようなエレクトロニックトラックが!こういう覚醒的なシンセってほんとに脳髄をボロボロにする感じで酔っ払ってなくても白目向ける感じ。さらにフィルター&サンプラー使いでフロアを煽りまくり!今日も既にいくつかヤマがあったけど、確実に今日一番の大山でした。今思えば既にガタガタだった僕のカラダはこの瞬間にトドメをさされたのでした……。
つーわけでパーティ終了前に退散してしまったので、その穴埋めとして翌日行われたパーティーレポートをどうぞ!この日はYELLOWで行われている木村コウさんのパーティー"KOOL"を初め、GLAYのコンサートでもプレイしたVJユニット"E-MALE"のひでおさん&ちえさんの結婚パーティー!そこに木村コウさん、SAWAさんと共にサトシトミイエもスペシャルゲストとして登場!!
ここTRUMP ROOMは渋谷にある小箱なんだけど、シャンデリア等の内装がゴージャスな感じで結婚パーティーっていうおめでたいパーティーにはまさにうってつけ.会場に到着すると既にサトシトミイエがプレイ、本日は"ES-B"的ラウンジプログレッシブ(WOMBでのギグよりもラウンジ寄りの音)で、いい案配にフロアを彩る。リリースが待たれるSatoshi Tomiie / GlowのSpirit Cathcerによるリミックスをはじめ、その後もCafe Mambo的やんわりトラックでいい雰囲気を作りつつ、コウさんに交代。いやー、主役の夫妻も来ているお客さんもDJもみんな一様に楽しんでいる様子で、とてもいいパーティーでした!
そんなわけで今年はいつにも増して多忙を極めるサトシトミイエ、夏休みの旅行に行った先でサトシトミイエのギグに出くわす確率も、例年以上に高い模様。その時は是非遊びに行ってくださいねー!! |