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KHE3×ES Double Release Tour@YELLOW

 "Undulation1"以来約2年半ぶりにリリースされたMIX CD"ES"のリリースツアーは、なんと木村コウさんのMIX CD "KO:HEAR:ENCY:03"とのダブルリリースツアー!!しかもサトシトミイ エ×木村コウというコンビでのツアーは"Level 9 ツ アー"以来約10年振り、この2人で今回は東京、大阪、名古屋 の3都市を回ります!! さらに今回はPioneerの新しいミキ サー&エフェクターである"DJM-1000"と"EFX-1000"を フィーチャー、これを使ってサトシトミイエと木村コウがプレイするの はもちろん、展示ブースで来場者がお試しプレイするのもオッケー。色 んなもののリリース記念が交錯してもうすでにお祭り騒ぎの予感。

 今回のYELLOWでのギグはENでもプレイしているイケメン DJ SYO-YU君の後、サトシトミイエと木村コウで1.5時間 ずつのローテーションという珍しいフォーメーション。いつもは木村コ ウ→サトシトミイエという順番が多かったけど、これはこれで意外な試 みで凄く楽しみ。ということでYELLOWに入ると既にコウさんの時 間。最近は5年くらい前と比べて随分とお客さんの入り、ピークタイム が遅くなってきた感があって、下手すると結構遅い時間でも「まだまだ」感があったりするんだけど、今日は早い時間でかなりの人の量。個 人的にも友人軍団と合流してやいのやいのとコミュニケーション。そん な間にコウさんは、Sander Kleinenberg "Fruits"やGreen Velvet "LaLaLand"のブレイクビーツなどをかけていつもの「木村コウ 節」でフロアを盛り上げ。よく観察してみると、ミキサーとエフェク ターもさることながらヘッドホンまでPioneer の"HDJ-1000"。「おお、全部型番1000じゃん!!」などと どーでもいい法則を見つけてほくそ笑みつつ踊っていると、「ちょっ と"ES"っぽいかな?」って瞬間もありつつ全体的にやっぱり USテイストトライバルハウス。カッコいい。そして本日1セット目終了 でサトシトミイエに交代。

 ふと見るとトミイエさんもコウさんもYELLOWスタッフもみんな 同じTシャツ。しかもよく見ると Stussy×SAW.RECORDINGS×FUTIC RECORDINGSのトリプル ネームTシャツ!?周りの友人皆垂涎。でもStussyファンだった りトミイエさんファンだったりコウさんファンだったりで、その理由は 十人十色(笑。そんなことはどうでもよくて、交代直後からサトシトミ イエは"ES"収録のDemi"D-Drive"をプレ イ。"ES"ばっかり聴いてるとどうしてもここで 「H...O...U...S...E...Say It!!」ってサンプルが入っ てくるのを期待しちゃうんだけど、まあCDと同じようなプレイす るはずもなく。次にかけた曲もカッコよくてむかーしの名曲のフレーズ がサンプリングされてるんだけどそれが思い出せずもどかしい思い。 (ようやく後でTechnotonic "Pump Up The Jam"だったってこと を思い出して一安心。)そんなこんなでしばらくするとま た"ES"収録曲、だけどバージョン違いの"PianoTrack"!!今 回はダブがかかったんだけど、やっぱりこの曲カッコいい〜。1曲の中 に温故知新が凝縮って感じ。ちなみにコウさんのMIX CD "KHE3"にもこのバージョンが収録されてます。

 しばらくすると不穏な感じのシカゴテイストな曲が多くかかる。どれ もよく聴くとクリックハウス/テックハウス/ディープミニ マル風な「隙間」のある曲ばかりなんだけど、その曲がもつグルーブと エレクトリックでダークなシンセフレーズが80年代くらいの黎明 期ハウスミュージックを彷彿させる。でもやっぱり新しく感じらるのが 不思議。ふとフロアを見渡すとかなりの大盛り上がりで、日本のお客さ んも間口が広がったなあと感心。少なくとも1、2年前の僕ではこうい う音はなかなか理解できなかったはず。その30分後には再 び"ES" 収録曲のMasiko "Wait"。"ES"収録曲以外は ほとんどわからないので、知ってる曲がかかるとすごく嬉しくてやっぱ りアガっちゃいますね(照

 

 そんなこんなで、このあたりで再びコウさんに交代。同じハウス ミュージックをプレイしていて、しかも時々かける曲も共通してるのに ガラッと雰囲気が変わるのはそれはそれで興味深い。確かにトミイエさ んの方がヨーロッパ寄り、コウさんの方がUS寄りの音だけど、多 分選曲だけじゃなくてMIXの仕方とかブースの空気とかで踊って る側は違いを察知するのでしょう。とにかく今日のシャッフルローテー ションは正解だなと個人的に納得(偉そう)。男気溢れるトライバル ビートと、ブレイクで次の曲のキックを入れたりというコウさんらしい テクニックでフロアは大盛り上がり!!さらにRazor N Guido "The Build Up"を彷彿とさせる長いスネアロールに303がビヨビヨいっ てる曲がかかってもう大変。フロアの混雑のせいもあって単純に暑い (笑。この曲もそうだけど、本日コウさん2セット目はDanny Tenaglia "Elements"のスペイン風トライバルハウス的解釈をしたような曲など、 往年のNYハードハウスを彷彿させる曲が多い。そしてKOOL と言えばお馴染みToru Sタイム、その数曲後は今度はGuy Gerber "Stoppage Time"のMax Graham Remix!!これも"KHE3"収 録曲!!オリジナルもいいけどこのMax Grahamのリミックスは彼 の他のプロダクションよりトランス度抑えめでいい感じ

 

 そんなコウさんの2度目のセットを堪能した後再びサトシトミイエ登 場!すでにいい時間にもかかわらずワルそ〜な雰囲気のエレクトロニッ クハウスで飛ばす飛ばす。そこで大好きなCoburn "We Interrupt This Program"もかかってハンズアップ!!この淡々とした部分と盛り上がる 部分、そしてその後の穏やかな部分のギャップがたまらん。まだまだ終 わるには早い時間だけど、このメロディーのせいかこの曲がかかるとも うパーティーが終わるような気がしてくるのは僕だけ?でももちろん パーティーはまだまだ続きます。特徴的なベースラインが印象に残る曲 (この曲もカッコいい!!)を経て、今度はこちらも"ES"の中で 大好きな曲Uppfade "Friday Loops"!!素晴らしい。ふと気づく とこのあたりの時間はエレクトロニックディスコなテイストの曲が多 く、周りのお客さんも楽しげに踊ってる。そして聞こえてきたのはJD Davisのボーカル、なんと"Closer To Me"!!でもこのバージョ ンなんだーっ!?"ES-B"にも"Closer To Me"のリミックス が収録されていますが(詳細は近日公開"ES-B"解説ページ で!)、それとも違ってもっとアゲ仕様。カッコいいー!そして"You and Me"もかかる!!素晴らしいー!

 

 ということで本日は残念ながらスタミナ切れでこの辺で退散。1.5時間×2セットずつでいつものKOOLと同じくらいの時間に終 わるのかなーなんて思っていたけど、やっぱりこの日も結構いい時間ま でプレイしていたとのこと。確かにいつも通りで終わるわけがないです よね。
 振り返ると、やはりリリースパーティーだけあって2人とも MIXCD収録曲を比較的多めにプレイ。まあどちらも普段のプレイ凝縮 CDなので当然といえば当然だけど、オーディエンスの側からしてみれば 「クラブ→CD→クラブ」っていうフィードバック連鎖はやっぱり盛り 上がる大きな要因になるわけで。で、大抵の人は家に帰ってからまた MIX CDを聴いて「クラブ→CD→クラブ→CD」っていう連鎖に陥 ると。"ES"、"KHE3"を聴いてそんなループに陥るのもいい ですが、この2つを聴き比べて今日のパーティーの再現をするのもまた 一興?

Text:YOU YABE
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