ST Touring 2006.12

 いやー、素晴らしかったですねー、毎年恒例KOOL w/ Satoshi Tomiie。今年も木村コウ&サトシトミイエの名コンビによるサトシトミイエ生誕○周年のお祝いが開催されましたが、さすがに慣れた二人&慣れたクラブ&慣れたパーティーでのギグはやはりたまらん一夜となりました。てことでサトシトミイエのバースデーの話題がでると言うことは、季節はもう年末。2004年、2005年とイタリアで過ごしたカウントダウン、今年は果たしてどこで!?

 11月末に引き続き、12月上旬はまだまだ日本滞在中でしばしの余暇を楽しむサトシトミイエ。先月24日に西麻布YELLOWにて木村コウさんとプレイした後、翌日は高松でのギグ。そこから少し間を空けて、12月最初のギグは15日に名古屋の老舗クラブOZONにて。実はサトシトミイエの名古屋入りは1年半ぶり、というよりも今年はこれまでずっと東京のみでのギグだったので、東京以外でのギグはすべて昨年のバースデーシーズン以来。ということで高松はもちろん名古屋のギグでもかなりのお待たせしました効果による盛り上がりが期待されそうな予感。

 さて、名古屋の翌日はまたまた東京に戻り新木場の巨大クラブageHaにてEMMAさんと。ageHaでのプレイは2002年12月のプレオープニングパーティ(グランドオープニングの前の関係者&招待者オンリーのパーティ)以来、これで4回目。しかーし、EMMAさんとの共演は過去5年間を振り返ってみても例のない、かーなーり貴重なギグです。最近はEric Prydz系エレクトロニック&ハイテンションなトラックを中心にかける(らしい)EMMAさんと、エレクトロニック&ダーク&ファンキーなサトシトミイエの二人がどんな化学反応を起こすのか!?今からめちゃめちゃ楽しみです。

 そんな要注目ギグを含む日本でのお仕事を終えた後は、22日からイタリアへ。まずは22日から25日まで(クリスマスイブを除いて)連続ギグ。22日はペルージャ(中田英寿が最初に所属したセリエAのチームとして日本でもお馴染み)の北西にあるモンテサンサヴィノ、翌日はそこから北に上りガルダ湖畔にあるデセンツァーノという町で。そしてクリスマスイブをはさんでクリスマス当日にはお馴染みアドリア海沿いにある町ミサノアドリアティコのECHOES。ちなみに2006年のECHOESでのギグはこれで5回目。2006年の日本でのギグは計6回、イタリアでのギグは計37回。うーむ、なんだか不公平?

 ということで、お察しの通り2006年のカウントダウンは3年連続でイタリアとなりました!!しかもなんとKama Kama(こちらもお馴染みのクラブ)でのカウントダウンは2年連続です!!いやーなんとも羨ましいイタリア国民。年末だけイタリア行きのチケットが初乗り130円くらいになりゃいいのにな……、なんて妄想は置いときつつ最近真剣にサトシトミイエカウントダウン@日本を切望する今日この頃。
 そんなわけで皆様、2006年もサトシトミイエのサポートありがとうございました。2007年も是非宜しくお願いします!!


DECEMBER 2006

12/15/2006 Nagoya, Japan   OZON
12/16/2006 Tokyo, Japan    AGEHA
12/22/2006 Monte San Savino (AR), Italy  LE MIRAGE
12/23/2006 Desenzano d\g (BS), Italy  MAZOOM
12/25/2006 Misano Adriatico (RN), Italy  ECHOES
12/29/2006 Martina Franca (TA), Italy  FACOLA FUN
12/30/2006 Giardini Naxos (ME), Italy  MARABU’
12/31/2006 Capezzano Pianore (LU), Italy  KAMA KAMA

2007

01/01/2006 Bologna, Italy   JUICE OF JUICE @ MATIS
01/05/2006 Cartagena, Columbia  ULTRAMAR FESTIVAL
01/25/2006 Villa Gesell, Argentina  Pueblo Limite
01/26/2006 Mar del Plata, Argentina     Metro Beach

ST Production 2006.12
 "CLUB"、"STUIO"、"HOME"の3部構成という画期的な企画&それぞれの内容がこれまた最高!ってことで既に不朽の名作として(少なくとも僕のiPodの中では)語り継がれているMIX CD "3D"がリリースされてまだまだ1年も経っていませんが、実はなんとまた新たにMIX CDの企画が!

 詳細については年明けにwstcでお知らせしますが、どうやら「アノ有名なレーベル」の「アノ有名なDJも名を連ねる」、「アノ有名なMIX CDシリーズ」の企画だそうです!!

 リリースは来年の春前の予定。それまでAudioflyがコンパイルしたSAW.RECの新しいMIX CD、"Undulation 2"をお楽しみ下さい!!

SAW.RECORDINGS New Releases 2006.12

 待ちに待ったSAW.RECORDINGSの新しいMIX CD、"Undulation 2"がついにリリースされました!今回ミックスを担当したのは、すでにSAWに限らず様々なレーベルからテックなトラックをリリースしまくっているAudiofly。SAWからはAudiofly X名義でStolen Goods/Mind Goes Blankをリリースし、サトシトミイエも大のお気に入りのこの二人によるMIX CDはやはりSAW!な素晴らしい1枚です!

 1曲目にはSebastian Roya / Compressionを持ってきて、まずはテック&トライバルな雰囲気からスタート。"Undulation"ってことで先入観を持ってるせいかもしれないんだけど、このへんがMVとかFurther Thoughtsとか当たり(要はカタログナンバー10番台半ば)のSAWの雰囲気にすごく近いような気がして期待感増幅。そこから2曲目のMartin Buttrich / Well Doneでちょっと深め暗めなところへ潜る。びっくりなのはこのダークな曲がFour:Twentyからのリリースってとこ。これってTimo Maasのレーベルじゃなかったっけ??それがこんなダークなテックトラックを??あ、間違ってたらごめんなさい。

 3曲目のKaliber 4 / A1になるとちょっと浮上してきた感覚。ローファイな感じが心地よいシンセを中心にベースやリズムトラックが暴れまくる、シリアスなんだがかなりテンションは上の方。その次に待ち受けるのはAudiofly X / Get Lost。これがスゴいスゴいカッコいい!!テイストはめちゃめちゃSAWなのにSAWからのリリースじゃないのが正直とても悔しい。シンセの音がすごいあったかいのにどことなく切ない感じのこの曲は"Get Lost"というタイトル通り寒空の下で聞くといい気分に浸れそう。勝手なイメージだけど、このCDってなんか冬の雰囲気だな。

 そんな切ない気分を通り越した後はA Vivanco / Maison Doireeのクリック感溢れるトラックで少々お口直しを。最近のクリックハウスって結構好きなんだけど、一歩間違えると昔大嫌いだったRichie Hawtin系ミニマルテクノにいっちゃいそうでなんか危なっかしいイメージ(笑。でも最近はこういう「音の隙間」が心地よい。その次にくるのはMicrodinamic / Thunder。"Thunder"というタイトル通りちょっとトンガったシンセ音が印象的なトラックなんだけれども、不思議なのがこのシンセ。なんかトンガってるのに不快じゃないっていうか耳がイタくならなそうというか。この段階でのこのCDの印象を一言で表すならば"comfortable"。音色も早さも展開もどれをとっても心地よい。

 というわけで心地よいのはミックスも然り。6曲目のThunderから7曲目のLayo & Bushwacka! / Less Is Moreへの流れはまるで1曲を聞いているかの様。ってそんなこと言い出したらこのCD全体がまるで1曲みたいなんだけれども。そんなLess Is Moreのスキャットを心地よく聞いていると8曲目でまたもAudiofly X / Cold Light Of Day。思うに彼らの曲には2拍で繰り返されるフレーズが多く、さらに音色もカタい感じの音が多いから非常にテクノ的な作りに思えるんだけど、でも全体を聞くとハウスにしか聞こえないのがとても不思議。でも好き。

 さて、最近トミイエさんのプレイを聞いてもほとんどの曲名がわからない僕ですが、こういう新しくリリースされるMIX CDも同様です。昔のJunior VasquezのMIX CDとかだったら「あー、これこれ」的な感じがあったんだけれどもねえ。とはいえ、そんな僕でも知ってる曲が大体1曲くらいは入っていたりするものですが、それがこのX-Press 2 / Kill 100 (Radio Slave Mix)。この曲はなんと言ってもCarl Craigの変態感に満ち溢れたリミックスが有名ですが(僕もスゴい好き)、ここではRadio Slave Mixを採用。くらーい感じはCarl Craig Remixに似ている気もしますが、Carl Craigのそれよりもバランスのとれたリズムトラック(笑)がDJにとっては使い易そうでとても魅力。

 いつもMIX CDを聞いていて思うのは、「中盤でボーカル物使った後ってどうすんだろ?」っていう疑問。いや、単純に僕の中での公式が「ボーカル物→きれい→最後」ってなってるからなんですけど。Audioflyの場合は、Stan Lebowsky / Reducer 02で再びテンションの高めなトラックに戻します。しかししかし問題は、その次11曲目のStefan Bodzin / Cucuma!!もはやどこの国の人か、どういう意味のタイトルかも推し量りかねますが、この浮遊感溢れるシンセの海は素晴らしすぎます!あー多幸感。

 そして12曲目のSleeper Thief / Freefallもこれまた素晴らしい。例えるならば毎日に同じ日の繰り返しで気が狂いそうになってくるんだけれどもある日空を見上げたら雲一つないきれいな空がそこにはあって心が洗われるんだが視線を落とすとそこはやっぱり普段通りでまたいつもの暮らしに戻って行くような感じ。タイトルの"Freefall"からは想像もつきませんな。その後最後を飾るのがRekleiner / Real Time。最後の最後で要所要所で利かせるリバーブがとても心地よいテックハウスを持ってきて、心地よいMIX CDを心地よく締めます。

 というわけで「心地よいが、しかし踊れる」不思議なMIX CD "Undulation 2"、Satoshi Tomiie & Hector Romero以外が担当したにもかかわらず、しっかりSAWのビジョンを示した一枚です。これ、ほんと、必聴!!

 
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